日々精進~オレの自転車日記~

内気だった少年は戦いの中で大人へと成長していく…… (引越中)

#085 木枯らしに抱かれて(2)~安土編~

時間がかなり押したので急ぎ安土へ向かう。

ヨメが夏に買った薄い指切りグローブを使っていて手がかなり辛そう。

で、自分の防寒グローブ貸し借りしながらここまで来たが、ホムセン(カインズ/ベイシア)があったので防寒グローブ購入。

この季節、ネックウォーマーと防寒グローブは必需品です!

 

しかし、さらに時間が押されることに。

現在15時。安土までは30キロ近くある。

時速30キロで走れば1時間だが、その速度ではヨメがついて来れない。

 

自分一人なら追風&平地走行なのでMTBロック号でも十分いけると思ったが仕方ない。寒さに耐えながら時速20キロ前後でのんびり走る。

幸い陽が出てきて暖かくなってきた。

 

 

しかし陽が沈むのも早い。

すぐに太陽熱の力は弱まり、快適な時間はあっという間に終わった。

あれ?、距離的には大した事ないはずなんだけど…

気がつくと、こんなはずでは無かったと思うくらい体力の消耗が激しい。

休憩なくても走れる距離のはずなのに、たまらずコンビニで休憩。

知らない道を走る不安や緊張感、後ろのヨメも付いて来てるか気を配らなくてはいけない、陽が陰り持ち時間が無くなってくる焦り、そして何より寒さに耐え続けることに体力が消耗する。

 

まずい事になってきた…

帰りの事を考えなければいけない。

昼の走行ですらこの感じでは、夜は相当に寒キツイだろう。

 

明るいうちに少しでも引き返しておこうか?

安土を目前にヨメに相談。

 

ここまで来て?

 

確かに…ゴールは達成したいけど。

持ち時間が…

もうちょっとだし、ヨメが前を見る気力が残っているなら行くか!

 

俺の方が弱気になってる。

 

とんだ苦行になってしまった。

 

自分の心配は帰りの手段だけ。

夜の暗闇の中、今以上寒い中、走り続けられるのか?

行きでこれだけ体力消耗しているのに!

 

一泊しようか?

でも明日は二人とも仕事だ。

ミューならセダンのトランクにも乗るから、嫁だけでもタクシーで車まで帰ってもらおうか?

自分一人なら我慢して来た道走れるし、車に戻ったヨメに迎えにも来てもらえばいい。

不安要素は土地勘のないこの地で上手くそれができるか?

 

とにかく公共交通機関を使うには、重くて折りたためないロックが邪魔。

 

何処かに置いといて、車で回収にくるか?

それなら自分もいっしょにタクシー乗れる。


そんな事を考えながら、近いはずだったのに遠かった安土城に到着。

織田信長の晩年の居城。

織田信長の時代が続けば、今、この安土が日本の首都になっていたかもしれない。

しかし、もう閉まっていて入れない。

 

ん~すっかり陽が沈むのも早くなった。(T_T)

陽はいよいよ沈みかけようとしている。

 

ここまで40キロ。本当にたいして走ってはないんだけど…

 

城はもうどうでもいい。

自分の頭の中は、さあどうやって帰ろうか!

 

調べると安土駅が近い(写真はぶれたが安土駅)。

 

 

最後の手段。

 

 

 

 

 

これしかない…

 

 

 

 

覚悟を決めよう…

 

 

 

 

 

人生初のゴミ袋輪行!

 

途中のドラッグストアで90リットルサイズのゴミ袋とカッター台付きのセロテープ購入。ロックのフレームは前から後ろからゴミ袋かぶせてセロテープで留めた。

さらにタイヤでもう一袋。

 

ミューはコンパクトに収まる。

うらやましい。

オレも折りたたみが欲しい!

 

車まで戻れば輪行袋は積んできてるのに…

まさか使うことになるとは思ってなかったから持ってきていない。

 

念のため駅員にひとこと問題ないか確認してから切符購入、乗り込む。

帰宅ラッシュの時間だが安土駅からの電車は空いていて助かった。

 

しかし米原駅で乗り換えになり、停車中の次の電車が微妙に混んでいる。

ヨメは自転車持って入れそうなスペースがないか探して右往左往。

 

この時が一番きつかった。

 

透明ゴミ袋に入れた自転車抱えている自分らを、珍しい生物を見るかのような顔でホームの人とはすれ違う。

 

電車内の人は「マジか!?まさかこいつら自転車抱えてこの狭い電車乗る気か?頼むからこっちに来るな!」って顔してる…

 

とにかく14キロの鉄下駄ロック号が重い。

腕がしびれてきた。限界。

 

一通り電車車輌を見て入り込む余裕はなかったのでホームに自転車置いて、あきらめきれないヨメが戻って来るの待つ。

しかしタイヤ外しているからフレームを立てかけて離れることも出来ない。

スタンド一本を足にして地につけて倒れないようずっと手で支えた。

 

ロックに比べれば11キロと軽いミューだが、それでもヨメの筋力体力ではきつく、

何度も地面に置いて腕休めながら、また持ち上げて運んでいる。

 

米原から自走しよう。

切符は最寄の坂田駅まで買っていたが、米原から一駅の距離。

切符は無駄になるが、たいした距離ではない。

いたたまれなくなり、改札を出た。

 

さむいっ!!

 

やっぱり米原まででも輪行したのは正解だった。

この環境で安土から30キロ走って帰るのは考えられない!

凍えて死んじゃいます。

 

途中国道8号線を横切る。この道は金沢までつながっている…

はやく帰りたい…

 

湖岸道路は真っ暗で波の音だけが響き渡り、さらに寒さを引き立てる。

 

 

 

 

 

 

 

そして車を停めていた道の駅「近江母の郷」に着いた。

この時の心細さからの解放感、安堵感はハンパない!

たすかった…(T_T)

 

 

帰り道、とにかく温かい物が食べたい!

途中にあった「塩元帥」という長浜ラーメン屋に入る。

偶然入った店だが地元では有名店のようだ。

平日夜だというのに先に何組か並んでいて待たされた。

(外観の写真撮り忘れた)

うまい!(T_T)

 

海鮮がほのかに効いた塩ラーメン。

背脂が脂っこいのにさっぱりしていて本当に美味しい。

柚子の皮が隠し味的に入っていて、後味に柚子の爽やかさが口の中に広がり心地いい。

って言うか身体冷え切っているから、熱いラーメンを一気に食った。

 

高速に乗る。

 

福井県今庄辺りから雨が降り出し北陸は雨だったこと思い出す。

福井と石川の県境は雪積もってるし!

一台事故って車線規制の渋滞していた。

テレビのニュースは各地で寒波の情報。今日は寒かったはずだ。

 

家に帰ったのは22時。

 

たぶん、輪行してなかったら憔悴しながら、途中食事休憩も入れて、今頃車に到着していた頃だろう。

 

とにかく無事帰れて本当に良かった…(-。-;)

今回のポタリングは失敗だったと思っていたが、ヨメは楽しかったと言ってくれた。

 

 

 

 

 

「自転車って楽しい?」

 

春先、当初は健康づくり目的だったはずが、いつの間にかそれ以上に熱中して自転車乗ってる自分に聞いてきたヨメの言葉。

 

もちろん楽しいんだけど、何をどう説明すれば理解できるように、それが伝えられるのか返答に窮した。

 

今日のポタも自転車興味ない人から見れば、何好き好んで寒い中、はるばる高速使って金使って琵琶湖まで行って疲れることしてんの!

バカじゃない? 一回死んだら? と思われるだろう。

 

結局、寒くて辛かったし。 orz

 

でも、知らない道をのんびり走るのは楽しかった…

何だろうね、この上手く言葉で楽しさを伝えられないもどかしさ。

でもヨメはわかってくれたようだ。今年一番の収穫かもしれない。

(次はロード乗ってくれないかな…)

 

※今回のルート(クリックでルートラボに移動)

 

~追伸~

それでは、一足お先に皆さんよいお年を!

今年も残りあとわずか。

来年まで私は今年苦難続きだった仕事に集中し頑張る事にします!

また来年お会いしましょう。(^o^)/

今年はこの言葉で締めくくります。

 

 

 

 

 

 

ジークジオン!(笑)

 

 

 

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